インタビュー

2008年10月12日

卒業生インタビュー・中島雄介さん

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ものづくりは人との関わり。
人に観てもらって初めて作品が完成する

2006年度卒業生
JIAMS(先端マルチメディア合同研究所)
サウンドエンジニア 中島雄介さん

卒業制作作品「UNCONSCIOUS」がイメージフォーラム・フェスティバル2008ジャパン・トゥモロウ一般公募部門において大賞を受賞し、 同作品が2008年バンクーバー国際映画祭(VIFF)でも上映作品に選ばれた、中島雄介さんに伺いました。

Q:受賞並びに、映画祭への出品おめでとうございます。では、まず始めに、どのようなきっかけでこの学科を選んだのか聞かせて下さい。

A:高校生の時はサッカー漬けの毎日だったんですが、趣味でギターを弾いたりしていて、ある日、進路を考えた時に「大学では好きな音楽をやってみようかな」と思ったのがきっかけです。

Q:入学した初めの頃はどんな感じでしたか?

A:最初は音楽をやるつもりで入学したんですが、高校生の頃やっていた音楽と同じことをしても仕方がないと思っていました。1年生の半ば頃、大学にあるJIAMS(先端マルチメディア合同研究所)という産学連携の施設にあるスタジオ設備を見て、新しい機材を使った音響技術を沢山学ぼうと思い始めました。
そこで友達を誘って、何でも手伝いますという感じでJIAMSに出入りするようになりました。手伝いと言っても初めは使い方どころか、作業の内容も全く分からなかったので、スタッフの方の隣にただ座って、じーっと眺めるだけの毎日でしたけど、そうやって何とか技術やノウハウを盗んでみようと努力しました。

Q:学科やJIAMSで学んだことは、どう活かされましたか?

A:JIAMSで映画の音響の仕事を手伝った時に、「自分で作った映像に、自分で作った音をつけたら一番自分が作りたいものができるんじゃないか」と思い、4年生になる時に、音楽のゼミではなくて、映像のゼミを選びました。
そして、友達数人と産学連携テレビドラマ「恋するユーレイ」を作ることになり、ここでJIAMSで学んだ技術を自分たちの作品に活かすことができました。そして最後は、自分一人で映像も音楽もやってみようと思って、卒業制作で「UNCONSCIOUS」を制作しました。

Q:その作品が、イメージフォーラム・フェスティバル2008ジャパン・トゥモロウ一般公募部門で大賞を受賞し、2008年のバンクーバー国際映画祭での上映作品に選ばれた訳ですね。感想を聞かせて下さい。

A:映画(映像)あっての映画祭ですが、そこには色んな人達が関わっています。監督、俳優、プロデューサー、審査員、映画祭スタッフ、そしてお客さん。たくさんの人とのコミュニケーションを通して、ものづくりは人との関わりなんだということを学びました。
僕の作品は一人で制作したものですが、それを観る人の存在も作品の一部であり、人に観てもらって初めて作品が 完成するんだなあということも、改めて実感しました。そんなことを映画祭で学びました。

Q:学生時代を振り返ると、どんな思い出がありますか?

A:1年生の時、大学のラジオCMの企画募集がありました。友達と二人で10個くらいのアイデアを出して、その時はまだテープレコーダーしか持ってなかったんですけど、アパートで徹夜でサンプルを作りました。その中の2つが採用されて、とても嬉しかった思い出があります。採用されたのは2つとも友達が出したアイデアだったんですけどね。
初めてJIAMSに行った時、独りでは勇気がなかったので、一緒に行ったのがこの友達です。その後、いろんな活動にちょっとずつ参加していくうちに、友達や先輩がどんどんつながってきて、それが例えば今回の映画祭出品にもつながっているんだと思います。

作品情報:
作品「UNCONSCIOUS」はこちらからご覧いただけます。
学科ホームページ卒業制作作品「UNCONSCIOUS」

イメージフォーラムフェスティバル2008での作品紹介記事はこちらをご覧ください。
イメージフォーラムフェスティバル2008作品紹介ページ

バンクーバー国際映画祭での作品紹介記事はこちらをご覧下さい。
バンクーバー国際映画祭作品紹介ページ(英語)

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