講演:「世界のどこかで瞬間(いま)」を伝えること 1/5

今、私たちがすべきことは何か

司会:原久子教授(以下、原) 皆さんこんにちは。なわてん2009へようこそ。特別イベント「世界のどこかで瞬間(いま)を伝えること」と題しまして、この作品の作曲を担当されました山路先生に講演をしていただきます。
 私たちの身の回りでは、いろんな問題がテレビやインターネットでも語られています。そういったものが、私たちに何を伝えてくれるのか。色々なことを考える機会を与えてくれていると思うんですけれど、今日ご紹介する作品は「今を生きる」ということに関して沢山のメッセージを持った作品です。では、早速、山路先生と、お相手役として寺山先生にご登場頂いて、この作品のメッセージについてお話を伺いたいと思います。

山路敦司准教授(以下、山路) こんにちは。今日はお集まり頂きありがとうございます。今日は、これからご紹介するプロモーションビデオがどんな人によって作られたか、それから、そこにどんな思いが込められていたかをお話しします。また映像のことについては、寺山先生にもコメント頂きたいと思います。

寺山直哉准教授(以下、寺山) こんにちは。よろしくお願いします。

山路 今日の、なわてんという楽しいイベント。皆さんが一生懸命作った作品を展示上映したりですね、とてもクリエイティブなイベントではあるんですけれど、一方で毎日、テレビや新聞で、世の中の暗いニュース、不況とか、医療問題とか、地球のいろんな問題が、毎日のように報道されています。
 こういう現実の中で我々は作品を作っているわけですが、アートとかエンターテイメントは、こういう時代の中で、何をしなきゃいけないのか。ただ単に、楽しい、面白い、というだけじゃなくて、もっとやることがあるんじゃないか。そういうことを考えるために、この機会に皆さんにその一例を紹介させてもらおうと思いまして、この「世界のどこかで瞬間(いま)を伝えること」というイベントを考えました。
 私は、今から見ていただく「涙~世界のどこかで瞬間(いま)」の作曲と編曲をしました。これは、2007年の9月のミャンマーの軍事政権に対する反政府デモの取材中に軍に撃たれて亡くなったジャーナリストの長井健司さんという方にインスパイアされて生まれた曲です。そういうメッセージのある曲なんです。この活動が、北日本放送のある番組で取り上げられました。そこからお借りした番組のビデオをまず上映したいと思います。

 ここで番組の映像が上映された。番組内容は、映像ジャーナリスト長井健司さんが、ミャンマーの軍事政権に対する反政府デモを取材中に凶弾に倒れてから1年後について。この事件を巡る取り組みの中で生まれた曲「涙~世界のどこかで瞬間(いま)」についてのいきさつと、プロデューサーの近藤由紀子さんと月光恵亮さん、歌手のケニーのインタビューなどが紹介された。

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