「世界のどこかで瞬間(いま)」を伝えること 2/5

山路 これがニュースで取り上げられた映像なんですけれども、映像では来年と言ってましたが、今年の2月18 日に発売されます。次に上映するのはこの曲のプロモーションビデオなんですけど、このPV は、宮本敬文さんという、広告業界で活躍されているカメラマンが監督をした作品です。寺山先生は宮本さんをご存知ですか?

寺山 はい、そうですね。中田英寿さんの写真集とか、カローラのCM とか、CM のディレクターはされてますが、ご自身で監督されたプロモーションビデオは、おそらく初ですよね。

山路 宮本さんは広告関係の仕事と平行して、ライフワークとしてカンボジアの子供たちの写真集を撮られています。テクニカルな面でちょっと、寺山先生にコメントを頂きたいのですが。

寺山 まず見ていただくと、とてもきれいな映像であることに驚かされます。映画の35 ミリフィルムのような美しい質感があるんですが、実はこれはビデオで撮ってるんです。現在一般にフルスペックHD と言われる1920 × 1080ピクセルというのが、非圧縮でフルHDと言われているんですが、実はこの作品の解像度はその約4倍以上にあたる、4K という4000 ピクセルという幅を持った、デジタルのビデオなんですね。最近のスティーブン・ソダーバーグとか、ピーター・ジャクソンなどの映画監督たちが、このレッドワンというカメラを使って映画作品を撮っていたり、話題のカメラなんです。

山路 これは個人でも手が届くくらいの値段と聞いていますが?

寺山 そうですね。こうした新基準となり得る道具が登場すると、様々な新しいタイプの作品が生まれますね。ただ、商業レベルで日本国内で出てくるのはおそらくこのPVが初めてじゃないでしょうか。そういう意味でも、非常に話題性のある作品だと思います。

作品はどこから生まれるのか

山路 この曲を歌っているケニーは、第1回のなわてんでステージで歌ってもらったんですね。その頃は2人でSoRi っていうグループをやってたんですが、その後ソロになりました。
今回の作品は彼の2枚目のシングルです。そのプロデューサーが、平原綾香さんのプロデューサーとX JAPAN のプロデューサーということで、非常に規模が大きなイメージなんですが、実は低予算で制作しています(笑)。その代わり、この曲を伝えなきゃいけないっていう情熱がものすごくて、予算とかそういうことではなくて、表現したい、伝えなきゃいけない、という気持ちの強さで、引っ張っていった曲じゃないかと思います。

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